もしも、

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1 あと7日で命が尽きるとしたら

死をもって償う事は卑怯だと思うけれど、
死をもって償う道しか残されていないのなら、
僕は迷わずその道を選ぼう。
何かを望む権利など僕には残されていないのかもしれないけれど、
もしも叶うならば、君の手によって。

戦で失われていく無数の命より、
目の前で奪われるひとつの命を重んじる君が好きだよ。
だからこそ――
戦で失われていく無数の命を救うため、
目の前のひとりの命を君に奪って欲しい。

そう望む僕もまた、利己的な人間なのだろう。



隠し部屋(王城にあるんですよね?)で書物を見つけてから、
ノクス城でミカヤたちと会うまで、七日くらいはあったかなとか。
いつもの事ながらお題に沿えているかが微妙。

2 この壁一枚の隔たりがなかったら


貴方の無事を喜ぶあまり、
その背に縋る事も、許されたのかしら。



四部五章のOPで。
ジョフレはずっと前からエリンシアの事を想っていて、
この恋は叶わないと覚悟を決めていると思うのですが、
エリンシアはそうではないと思うので、
いざ想いを自覚した時、身分差と言う壁に苦しむ気がします。
好きな人がその見えない壁を越えるような人ではないと知っているからこそ。


3 俺がこんな立場じゃなかったら

本当の意味でお前たちの痛みも苦しみも判らない、恥ずかしい自分を捨てて、
少しでも正しい自分、正しい世界に近付けるんじゃないかって思った。

だから、その立場を捨てたんだ。



貴族時代の坊ちゃんのつもり。
でもこの時点での一人称は「僕」か「私」がいいです。


4 鳥になって自由に羽ばたけるのなら


今すぐ貴女の元に飛んでいくのに。



蒼炎20〜3章くらいのジョフレ。デルブレー城で待機中。
フツーの鳥さんが来てもエリンシアの役に立たないとか言わないでください。
鷹か鴉のラグズになりたいのかもしれない!(笑)


5 自分の望んだ世界に行けるのなら


楽しくも美しい想い出は、
現実にあった光景であると言うのに、
夢であったのではないかと思うほど今は遠い。
戻りたい、と思う事は、無為でむなしい事だと判っているけれど――



蒼炎時代のジョフレですかね。
こんな事ばっかり考えていると、カリルさんに怒られてしまいます。


6 人生最大の幸福を手に入れたとしたら


これは夢なのだと、疑い続けるかもしれない。



花嫁衣裳をどうしていいのか判らないので適当に描いたら、
花嫁衣裳に見えなかったと言うオチ。
そしてこれは「もしも」じゃなくて実際に起こる事なので、
お題にも添えていないと言うオチ。


7 想うことで死ぬのであれば

「そんな事があっては困りますね。
誰よりもデインを想うペレアス様のお命が、
誰よりも危険に晒されると言うのに、
わたしではお守りする事ができません」

君はそう言って笑うから、僕も笑いながら返した。

「その時はきっと、君だって危険な状態だと思うよ」



罪悪感と言うか、負い目も引け目も何もなく、
ただ純粋にデインを愛しているように見えるのです。
このふたりは。


8 この武器がまだ命を奪う道具であったなら


それでも君は、僕を殺さない。
僕も、僕を殺しはしない。



判りにくいですが、ペレアスが持っているのは三部13章の時の短剣です。


9 私が突然貴方の前から消えたとしたら

「それでも貴方は平然としているでしょう。
だから、うろたえて何もできないジョフレを殴りつけて、
目を覚ましてやって頂戴」
「愛しのルキノよ、君は我輩の事も弟の事も、
何ひとつ判っていないようだ。
真実その時が来たら、うろたえて何もできない方が我輩で、
我輩を殴って目覚めさせるのがジョフレだろうよ」

「……とりあえず、そう言う事にしておいてあげるわ」



さてはて、真実はどうなのか。


10 光がすべて死に絶えてしまったら

「ムワリムとふたりきりだった頃はさ、
おれたちが死んじまったらラグズ奴隷の解放は
夢で終わっちまうんだなって思ってたけど、
今は仲間も増えたし神使も力貸してくれるし、
おれたちが死んじまってもちゃんと夢は続くよな」
「ええ、きっと」
「……だからって、死なないでくださいね、おふたりとも」

ああ、生きて貴方たちと出会えて、本当に良かった。



光と言われると坊ちゃんをイメージしてしまう私です。
今はもう、全て死に絶える事はないのです。
あれ? それってお題に沿えてないって事かしら?
ま、いつもの事です。




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